牡 蠣

 関節炎になると気が弱り、急速に老化が進む。予防と治療は、いかに多くグリコゲンを摂取するかにかかっている。海のカキが特効薬だ。とにかく常食すればよい。養殖が盛んで、一年中食える。
 日本は世界有数のカキ生産国だ。フランスのカキもうまいが“種”は日本からの株分けで、フランス人はやたらと食べて勃起させている。アル中は多いが、関節炎は少ない。

 せっかくのカキ食も、白砂糖を食べてはプチこわし。これだけは避けてムギ飯にすれば、治療効果はより早い。

 大地の滋養は海に流れ込む。その滋養の凝縮がカキだと思っていい。あの金属質の味覚はミネラルの豊富さによるもので、鉄、カルシウムからヨウ素まで、百貨店的だ。欧米人は“海のミルク”と呼んで栄養価値を絶賛した。漢方も血行促進、寝汗、二日酔、貧血、虚弱、強壮に用いる。

 カキをしっかり食べて風呂に入ればわかる。額(ひたい)から汗が滴(したた)り落ちるはどに発汗する。酒にめっぽう強くなる。これがカキの端的な効力で、新陳代謝を即戦的に高め、肝臓のパワーをアップする。ポパイに必要なのは、ホウレンソウではなくカキ肉なのだ。

 効力の秘密は圧倒的に多いグリコゲンと、ケタ外れの高タンパク。グリコゲンは、糖質や脂肪を消化して造られるものだが、カキ肉は直ちに吸収されて即効滋養になる。含有アミノ酸はじつに18種顛にのぼる。
柿 酢

 長寿強精の秘訣をピタゴラスから探ると「肉食を好まず、黒パンに野菜と柿酢」。彼はこうして強精を保って99才まで生きた。西欧では「ピタゴラスの定理」といえば強精長寿のことをさす。

 彼の食事内容で驚嘆するのは柿酢の一杯。酢を飲めと言われても抵抗があるが、柿酢は果物ジュースを飲むのと変わらない。あっさりとして口当たりがいい。たくさん飲んでも副作用がない。柿の万能薬的効果も加わる。柿は肝臓強化の妙薬。酢になると効果は計り知れないほど。

 柿をつぶした汁を酵母発酵させて酒をつくり、酢酸菌で再発酵すると柿酢になる。一日盃一杯。驚異的な不老回春剤だ。中国北部の伝承で、神仙系の道士が山にこもって愛飲した仙人薬。血管の透過性を高める柿特有の成分、及び酢との相互作用が、体を若返らせ、持病に働きかける。体内の余分な水分と塩分を取り出して、肉体を締める。カゼをひかなくなるし、中風にならない。
 昔の仙人は洞窟などで暮らしたから、神経痛やリウマチになりやすかった。けっして、結構ずくめの生活ではなかった。不老強壮、神経痛、リウマチの仙薬として柿酢を用いた。関節炎にも効く。
 十日はど連用すると体調の好転を自覚する。殿方は勃起が始まり、寝起きが爽やかになる。悪酔いしなくなる。薄めて塗ると痔にも効く「柿の木百本を植えれば百石取りと同じ」「柿が色づけば医者が倒れる」の諺があるはど。造精子作用が強いから、子孫繁栄は保証ものだ。
 なぜか、わが国では柿酢はポピュラーではないが、入手は可能だ。
柿の葉

 初夏に向かう季節、柿の葉を採るのを忘れずに。柿の葉茶だ。自家製が一番。家族そろって一年を健康で過ごせる。渋柿がいいが、なければ甘柿でもいい。若い葉をたくさん摘む。水洗いして蒸し、細かく刻んで天日で干す。うまいお茶なので常用に無理がない。栄養は6月が最高で、8月がリミット。副作用なしだから安心してガブガブ飲める。

 柿の葉のビタミンCはレモンの20倍以上。あらゆる食品中で最高を誇る。Cは弱いビタミンで、熱、水、空気でたちまち壊れる。が、柿のCはプロビタミン(前廃物質)の形で存在し、体内でCに変わるから、はとんど壊れない。有効率は驚嘆ものだ。柿の若葉ジュースが体内の出血を止め、サメ肌がみるみるシットリするのはそのためだ。

 眼底出血の特効薬で、脳卒中治しや利尿にも役立つ。あらゆる病(やまい)の決定的な病状を招かないための予防食としても絶好だ。ウイルス抵抗力、止血、血圧安定、体質強化の作用にすぐれている。
 高熱や衰弱で意識不明が続いたら、柿の葉の粉末一日10cを飲ませる。伝承の和法療法。みごとに救われる。

柿の葉をたしなむと二日酔いをしなくなる。カゼをひきやすい体質持ちでも、いつの間にかカゼを忘れる。胃腸も丈夫になる。ガン予防の作用もエース級。手軽で万全の保健飲料だ。柿の葉茶手作りの際、若芽まで使うのはもったいない。青汁、てんぷら、おひたしで食べる。美味だ。青みが濃いうちはβカロチンも多い。
カチグリ

クリの効用を紹介すれば、花からイガまで無駄なものなし。秀でた効用が忘れられたのは惜しい。
花は精子製造に役立つ。葉の汁は、毛虫さされ、うるしカブレ、湿疹、ジンマシン、かゆみ、愛液かぶれなど、皮膚トラブルいっさいの救急薬。ススキの穂にかぶれたアレルギーにも有効。
干した葉の煎服は、しつこい咳を止める。ノドのアレルギーが止まる。副作用がないので、老人子供にも安心して勧められる。
 カチグリ(栗の実を干したもの)は腎臓の特効薬。万策尽きていよいよ人工透析かというドタン場では、デンデンムシを食うしかないが、手に入らない季節ならカチグリ療法しかない。20個を煎じ、朝晩飲む。起死回生の活路が開ける。
 女の乳首をハズミで噛んでしまったら、カチグリの粉末を練って貼った。山間住民の伝承。生の実は強精。正月のクリキントンは、休みついでに房事過多になるための古人の補精の知恵。実のシプ皮は粉末をハチミツで溶いて顔やかぶれに塗る。シミが消え、ツヤ光りしてくる。平安朝の紫式部など、上流うばざくらが常用した。
 イガ、木皮、実の堅皮には、収れん、制菌作用がある。煎じた濃厚液を、ヤケド、赤ぎれ、ヒビに使った。薬用は丹波グリに限ると説く人もいるが、世界中どこのクリでもいい。
花粉

花粉とは、種子植物の雄蕊(おしべ)の先端に産生する、無数の微細な生殖細胞。植物の渾身のエネルギーがみっちりと詰まっている。ミツバチや小鳥の活力源だ。口に含むとトロリと甘い。飽きがこない。
「スタミナ」とは、ラテン語で雄蕊(おしべ)を意味する。ラテンの古人は、オシベが産む“花粉”の活力を知っていた。
蜜がどんなに豊富でも、花粉なしでは、女王蜂、雄蜂、雌蜂とも生きられない。だから働きバチは、蜜で巧みに固めた花粉団子を懸命にっくり、巣に持ち帰る。
女王蜂の食料であるローヤルゼリーを分泌するのは、メスの働き蜂だが、彼らが食料とするもの、すなわち、ローヤルゼリーの原料になるもの−それが花粉なのだ。
 タンパク、ビタミン、ミネラルの含有が驚異的で、核酸、酵素、女性ホルモン、抗生物質、未知の成長促進物質まで存在する。

 食効が早い。一日にスプーン一杯で、赤血球が急増する。てこずる更年期障害にも特効といえるほど。更年期の不眠症にもいい。男の難病−前立腺炎、前立腺肥大にも抜群の効力を発揮する。
 熟年性のシミ、若者のニキビが消え、肌にツヤが出る。クレオパトラの美肌の秘薬は、なんと、ヒマワリの花粉だった。
 強精、整腸、虚弱、病後強壮、若白髪、糖尿、肝炎、気管支炎、生理不順、動脈硬化、中風、高脂血、リウマチ、アトピーなど、効用は計り知れない。

 太り過ぎが気になるなら食前、空腹時に食べる。ホルモンや栄養バランスの崩れが原因の肥満には、この上ない養生食になる。
カボチャ

 カボチャは果肉、タネ、ツル、葉、ヘタの全部が薬用植物。冬季の中風やカゼを防ぐには、旬(しゅん)からの常食が望ましい。
 すい臓にはたらきかけて、インシュリンの分泌を促進する珍しい野菜。白砂糖なしで煮て多食すればいいが、毎日は続かない。
糖尿の確実な治療を狙うには、乾燥した粉末に限る。一日大サジ山盛り一杯を湯に溶いて飲む。生カボチャ400gに相当。インシュリンを打たない程度の軽症なら、治ってしまう。肝臓にもいい。ハチミツなら加えてもいい。
 タネは血圧を調整、ホルモンの働きを活発化する。前立腺肥大に効き、母乳の出がよくなるのはそのため。体内の寄生虫もいなくなる。台湾は美人の産地だが、カボチャのタネも一役買っている。
 ヘタは干して粉末。ハチミツと練って嘗めると咳が止まる。若いツルはおひたしがうまい。珍味、高ミネラル食として絶好。生の汁は虫さされに効く。
 果肉はビタミンAとB、カルシウム、鉄分の宝庫。肌がきれいになり、虚弱体質を改善する。貧血、立ちくらみ、低血圧に悩む女は、常食で確実に治る。薄く切って日に干し、油で揚げるとツマミに最高。煮出し汁を飲んでも効く。煎じた濃厚液は不眠の特効薬。
ギシギシ   

 ギシギシはタデ科の薬草。日当たりがいい湿地に群生する。春先、田んぼの畔(あぜ)にスイバの穂が伸びる頃、ひときわ大きな葉を広げて、燃え上がるように無数の小さな花を咲かす。
 春の新芽は山菜の珍味で、強壮食。昔から、悪性の胃病すべてに効くと言われた。新芽の煮汁で胃ガンを治した人もいる。インポテンツも回復する。
 薬用の本命は根。朝鮮ニンジンに似た、堅くて太い根だ。胃腸の不動薬“キハダ”を思わせるまっ黄色の液があって、これが皮膚病、カビ、痔、便秘にどえらい偉効を発揮する。臭気も独特だ。手を荒らすほどではないが、かなり強烈だから、陰嚢や粘膜に厚手の塗布はタブー。ただれる。
 便秘の常習者が根治を狙うにはもってこいだ。干したスライス一つかみを三合の水で一合に煮つめて飲む。痔は服用と患部洗浄を併用。
患部に塗ればタムシも退散する。しつこいインキンにも効く。
 極めつけは水虫退治。ナマの根をおろし金で擦った黄汁に、食酢を同量よりやや少なく加えて風呂上がりに塗る。重症でも三日でかゆみが止まり、十日くらいで消える。カビ菌に爪まで冒されて変形した患部が、サッと治ったりする。ノーベル賞ものだ。
 新芽は湯通しして塩漬け。根は干して保存できる。
キ ハ ダ

 不意に打撲を食らうと、あまりの痛さにうろたえて、キハダの存在を忘れ、へたな医者にかかる。しつこい検査、注射と薬の果てに神経痛が残る。こんな時、キハダの威力に勝るものはない。粉末30gを軽くフライパンでいため、酢で堅練りして布に延ばし、患部に貼る。
十日間がんばる。痛みがウソのように消える。二度と起きない。厚塗りが効く。乾いたら取り替える。腰痛にも効く。
 昔の山岳宗教家は、岩角に足をぶつけたり、転んだりで、打ち身と縁が深かった。キハダは必需品だった。腹痛、胃痛、下痢も粉をなめて治した。山で修行を続けるうち、下界に降りるのが厭になって、そのまま洞窟に籠もったのが仙人。念力と山歩きで並外れた体力を備えていたが、たまに変な木の実や草を食べて腹が痛んだ。キハダで治した。
 普通の人はキハダ湯を飲む。湯呑み一杯に3gが一日量。日に三度も飲めば、たいていの胃腸疾患の急場はしのげる。奈良・大峰山の修業僧の秘薬=陀羅尼助(だらにすけ)がこれだ。熱湯を注いでかき混ぜて飲むだけ。みごとに治る。二日酔いも同じ。健胃健肝に常用するときは湯呑み一杯の熱湯に1g。貧血、動脈硬化、心臓のドキドキも解消する。
 太古から、大災害に伝染病はつきもの。水が細菌の汚染源になる。
その時、キハダを入れて飲んだ。ベルベリンという成分が殺菌威力を発揮した。皮膚病が発生したら、キハダを煮てエキスを塗った。タムシ、カイセン、ヒゼン、水虫、おしめかぶれも治る。火事の炎煙で目をやられたら、エキスの水割りで目を洗った。タダレ目、充血が治る。救急箱に入れておくと助かる日が来る。中国ものより、黄色濃い日本産が良質。
ギムネマ

 ギムネマは、アジアの亜熱帯植物。インドの原産地では、古くから。糖尿の特効薬として用いていた。薬害薬禍に苦悩する現代医学がギムネマに注目したのは、はんの7年前。今では、先鋭の医師が、糖尿の自然薬として用いる。飲酒・過食・運動不足が原因でおこる成人型の糖尿にいい。血糖値が1000を超える重症でも、半月で下方安定しはじめる。何よりも、インシュリンがいらなくなるのがいい。
 効果の秘密は、葉に含まれるギムネマ酸。小腸で生成されたブドウ糖の吸収を抑える。面倒な食事制限やカロリーを気にしないで糖尿病を改善できる。
 インシュリン注射は、言わば麻薬。膵(すい)臓が不能になるから、やがて、クスリなしではいられなくなる。くりかえし針を刺すから、シコリが広がる。厳格な食事制限もある。苦痛で悲惨だ。生き地獄と言っていい。
 カロリーを気にする味気ない食事は精神ストレスを与え、血中の糖代謝を妨げるから、血糖値が下がりにくい。ギムネマで、カロリーを気にしない自然な食事が可能になった。肝臓を助けて、肌のシミも薄まる。
 食事のあと、お茶代わりに飲む。美味ではないが、毎日の注射で身も心も傷だらけになるより、はるかにましだ。口に含むと砂糖の甘みを感じない。効果の現れ。食後、間食後に飲む。
 腎機能が高まり、尿の量も増える。多毒体質が消える一過程。弱った膵(すい)臓を修復する作用も確認された。
ギムネマダイエット

 ダイエットは、商業意図のからみ過ぎもあって、結果が光と影に分かれる。影は栄養失調、拒食症だ。老化が早まり、肌のツヤが失せる。
極端な減食が食物憎悪につながり、精神が狂う。体重だけは減っても半病人だ。
 普通に食事をして栄養を確保し、肥満の主犯「糖質」だけをゆるやかにカットするのが理想のダイエット。これだと、痩せても要所要所は引っ込まない。肌が芯から輝きを帯びる。その夢が、ギムネマによって実現された。
 インド医学は2千年の昔から、ギムネマの葉を粉末にし、糖を避ける薬草として用いていた。ギムネマとはヒンズー語で「砂糖をこわすもの」の意。インドの古智は、とうの昔から実用していた。
1892年、英国のフーバー博士が、ギムネマの葉から、甘味を遮断する成分を抽出し、これをギムネマ酸と名づけた。肥満に悩む文明国で、一躍、脚光を浴びた。砂糖やブドウ糖にそっくりな構造をしていて、小腸の吸収粘膜にとりつき、糖全般の吸収を遮断する。持続時間は約2時間。カットするのは糖分だけで、タンパク・ビタミン・ミネラルなどの栄養にはまったく作用しない。まさに夢のダイエットを実現できる。
弱った膵臓を修復する特効もあるから、血糖が気になる人にも福音だ。
ギャバロン茶

 ギャバロン茶とは聞き慣れない名だが、じつは緑茶の一種。
 高血圧はしぶとい病(やまい)だが、ギャバロン茶はごく日常的飲み方で、高い血圧を確実に、しかも自然に降下させる日本茶として登場した。自然で、作用の現れが早い。お茶として飲むだけで、半月足らずで効果が始まる。
 茶の若葉を摘んだあと、窒素ガスで葉の呼吸を止め、鮮度を保ったままで保存する。葉に含まれるグルタミン酸などのアミノ酸が、ギャバというアミノ酪酸に変わる。ギャバロン茶は、緑茶の50倍ものギャバを含有する。メカニズムは不明だが、これが、高い血圧を下げるはたらきをする。
 日本は有数の高血圧国。政府もギャバロン茶生産の振興に熱心だ。まだ高価だが、副作用を気にしながら薬物降下剤を続けるよりも、ぜひためしたい。落胆はない。高級緑茶だから美味だ。
 ギャバは出が早い。急須で二煎めまででほとんど出る。
キュウリ

 キュウリはほとんどが水分だから価値がない、と言った学者がいた。
人体への効用を成分の分析表で断定するのはいけない。
 シミ、ソバカスは、キュウリで根気よくこすれば消える。高級化粧品より頼りになる。慢性腎炎は、夏の一時(いっとき)にスイカを過食するより、一年中キュウリを食べるのがいい。尿毒症にも効く。高い血圧も必ず下がる。深酒のあとで食えば悪酔いを防げる。ヤケドにはすりおろして患部にあてがう。打撲・捻挫をしたら絞り汁に酢を加え、小麦粉でこねて厚く貼れば痛みが去る。役立たずどころか、台所の救急箱だ。
 ゼンソクの発作止めにはヘチマ水が特効薬だが、採集期が限られる。
キュウリで立派に代用できる。ツルを途中で切ってビンに受けるキュウリ水が抜群だが、おろし汁ならいつでも飲める。威力は変わらない。
高度のアルカリミネラル食品で、浄血作用は強い。体内の不純物、不要の塩分を排出する。
 洒の飲み過ぎで顔がむくんだら、キュウリ三本のしばり汁が大量の毒素を誘い出す。スッキリだ。
 キュウリの偉効を知っておくと助かる。
禁煙茶

タバコの害は万人が知る。しかし、禁煙はたやすくない。ここに禁煙茶は、タバコをやめようと決心したいあなたに、愉快な体験を提供する。

 あなたがタバコを吸いたくなったら、このお茶を飲めばよい。このお茶がタバコの代わりになり、禁煙の欲望がさしあたり消える。あなたがこの習慣を続けるなら、あなたはタバコを吸いたい欲望から解放される。

 このお茶を飲む一方で、もしあなたが喫煙を続けるなら、やがてあなたは額(ひたい)にかすかな圧迫を感じるようになる。それでも喫煙を続けるなら、あなたは宙に浮いたような感じになり、吐きたい感覚に襲われよう。これは、禁煙茶があなたの体にニコチンを嫌う能力を呼び覚ませた証拠で、あなたは、初めてタバコを吸った時と同じ拒否反応を示したことになる。
 
連続してたくさんのタバコを吸ったあとで禁煙茶を飲むことは避けるのがよい。さもなくば、頭部がポーとした感じになるか、胃の調子を損なうことになる。このお茶は、タバコを吸ったあとで飲むのではなく、タバコの代わりに飲む。

 禁煙茶は中国広州の雲霧茶を精製し、強精飲料を含ませたもの。疲労を除き、仕事の能率を上げる。長く飲んでも副作用がない。
拘杷

不老、強精の会心の一発といえば、やはり枸杞だろう。葉、茎、実、いずれも使える。ルチン、ベタイン、カリウム塩を中心に、有効成分がびっしり。赤い実はグミに似ている。甘くてうまい。

 続ければ、高い血圧が確実に下がる。低い血圧は上がる。カゼをひかなくなって、虚弱体質が好転する。「俺もそろそろ年か・…」といった老化症状のすべてを吹き飛ばしてしまう。漢方では、インポ治療に使うほど。        

 体内浄化作用が強い。言わば毒消しだ。血管の壁の清掃人。サビついた全身をクリアーにする。
 平安時代、枸杞畑を作らせたのは文徳天皇。東北の大凶作による飢えと病気の波及を防いだ。こうした伝統をもつ枸杞が、明治以降、廃(すた)れてしまったの残念だ。中国では、葉を野菜として売っている。
さすがだ。精神が安定して、子供の寝小便、ヒキツケ、嫁の不感症が治る。

 寒い富士山のふもとの老人たちは「中風など知らないね」と笑う。枸杞ソバだ。ルチンが血管を強くする。血圧が上がっても破れない。白髪も止まる。
 拘杷の愛用者は目が利(き)く。十歳若返るというが、視力も回復してくる。糖尿患者にいいのは、利尿効果と強壮による。貧血、めまい、冷え症、不眠、リウマチ、神経痛、疲労体質にもいい。成人病を寄せつけない。要するに仙人食なのだ。何らかの形で常食したい。
クマザサ

 クマザサの効能を疑う者はいない。実績が輝かしい。強さは二刀流。恐ろしいはどの栄養と、毒出し作用がそれだ。
 冬になると葉の緑が白くクマどられるのが名の由来。冬眠から覚めた熊がむさぼり食って体力を養う。タンパク質を13%も含み、脂肪が3%もある。カルシウム、ビタミンB系統、葉緑素が抜群に多く、マグネシウムやリン、鉄も豊富。カルシウムイオンを増やすビタミンKも多い。酸性体質が健康体質に転換する。アミノ酸は牛乳の数倍。とにかく、栄奉・滋養がすごいのだ。
 薬用効果も全方位的。糖尿、高血圧、胃潰瘍、ぜんそく、風邪、疲労、食あたり、腎臓、肝臓、心臓などに顕著だ。毒出し効果は、どうやらカルシウムイオンとビタミンKによるらしい。体の芯から毒を清掃すると思っていい。年間4kgもの食品添加物を食う毒物いっぱいの日本人にはありがたい存在だ。
 体毒を除かないままで、どんな健康法をやっても無意味に近い。正体不明の湿疹にはクマザサ茶の内服に加えてササ風呂。アトピー、あせも、ただれ、ニキビもきれいに治る。
 ガンを寄せつけない。治療でも華々しい実績があがっている。リグニンとバンフォリンという物質の強い防腐作用が免疫力を強くし、ガンの増殖を抑える。始末が悪い肝臓ガンにも効く。
 神経が安定する。頑固な不眠病の根治も望める。仕事、勉強、セックスに、神経の疲れは大敵。クマザサ茶で治る。脳神経のイライラを鎮めるから、ストレスにさらされる人にもありがたい。
ク ロ レ ラ

クロレラは31億年前から生息する淡水植物。大きさは5ミクロン程度だが、驚異的な生命力・増殖力を有し、光合成力は普通の植物の数十倍に達する。とにかく、ものすごいパワーの持ち主なのだ。並外れた生命力が、そのまま人体に活力を与える。

 効力の秘密は、葉緑体に蓄積したクロレラ・エキスともいうべき独特の物質と豊富な栄養。たんぱく質が全体の55%をしめ、アミノ酸18種類、ビタミン14種類、植物脂肪10種類、カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウムなどのミネラル、核酸、βカロチン、食物繊維、葉緑素など、栄養価値は他に比類がない。そのバランスは「完全食品」と言われるほど。
 強壮・保健食品として、きわだった特質は3つに要約される。細胞を賦活化する、細菌やウイルスを撃退する綱系細胞を活性する、造血作用を活発化する。

 これらの特性による相乗効力は偉大だ。細胞が元気づいて若々しくなる、肝臓・腎臓がパワーアップする、スタミナがつく、胃潰瘍・水虫が改善する、高い血圧が下がる、貧血が退散する。エソやダッソのごとき難治性の傷でも肉芽組織が蘇生しはじめる。
 PCB、水銀、カドミウム、カネミ油などの猛毒を解毒・治癒した例も多々あるはど。五臓六腑をオーバーホールし、人体のメカニズムを根本から整えると思っていい。弱った内臓に底力(そこぢから)をつける。それがクロレラなのだ。
 ホルモンバランスが改善するから更年期障害も治まる。糖尿病人生がホトホト厭になったらクロレラに頼ってみよう。必ず“吉”とでる。
決明子   

 目が決(はっきり)する種子。目の衰え・トラブルに、とにかくよく効く。エビスグサの種。著効そのものが漢薬名の由来。煎じて飲むと、風味よく、うまい。疲れ目、なみだ目に、一握りをお茶にして飲むと、翌日にはスッキリする。白内障、カスミ目、老眼にもいい。飽きない、クセがない美味さの点でも、おそらく、薬草の最高峰。

 肝臓の疲労は、まず目に出る。決明子が目を助けるのは、肝臓を蘇生するから。肝臓が弱く、疲れやすい人には、宝石よりもありがたい。
胃腸が弱く、顔色が悪い、全身がだるい、常習便秘で腎機能が衰えている人にも決明子がいい。常飲すると便秘は必ず消える。糖尿、心臓、腎臓、動脈硬化の原因になる汚れを、無理なく体外に流す。

 ほうじ茶と同じ要領で濃く煮出して飲む。多量に飲んでも水腹にならない。夏の食欲不振、梅雨どきの不快症状が起こらない。何よりも視力が衰えない。ひどい時は直接、目を洗う。ハッキリする。口内炎で困ったら、口に含んでよくすすぐ(唇の裏のプツブツが消え、舌の荒れも止まる。飲むのと併用すれば、たちまち治るケースが多い。

 高血圧が治るのは、便秘解消・利尿・強壮効果の総合作用。糖尿患者が補助療法に使うのも同じ理屈。目を酷使するビジネスマン、受験生、体調すぐれない老人、ニキビ・吹き出ものが気になる若い子をかかえた家庭に、保健茶として好適だ。肉食の弊害で大腸ガンにおびえる欧米で、人気の的になっている。
減脂茶
     
 無理なく痩せたい。おなかの脂肪を落としたい。肥満に悩む女性が願いを遂げたいなら、三つのことを同時にやれば必ず成功する。@主犯である糖質の吸収を減らしAぜい肉脂肪を燃やしB体内毒素を下す。
 食事や間食の制限なく、半月頑張れば、腹部の脂肪が目に見えて落ち始める。お茶代わりに飲む三つの薬草が偉効を発揮する。
 まず「シルベスタ」。インドに2千年の昔から伝わる薬草。食べた糖分の半分を包み込み、吸収させずに体外へ出す。お茶代わりに飲む現地民族に肥満、成人病がない。
 たまった脂肪を分解するには「サンザシの実」の酵素がいい。サクランボの仲間の赤い実だ。漢方では高血圧の治療に使う。

 体毒を荒い流すのは「決明子」。エビスグサの種。腎臓と肝臓を助け、便と尿の量が一挙に増える。肥満は多毒を意味する。毒素を薄める生理作用で体が膨張している。毒素が減れば、おのずと身体が引き締まる。
 以上を合わせてお茶として飲むなら「減脂茶」とでも呼べるだろう。

 これに、松の実と大根の葉を加えれば完璧だ。松の実の良質脂肪がぜい肉の燃焼を倍加する。大根の葉は便秘との訣別にどえらい戦力を発揮する。便秘をかかえたままで肥満解消は不可能だ。生業を刻み、塩でもんで一夜漬けで食う。うす味で、一日に半こぶしくらい。三日以内に大量の太い便が出始める。ただし、無農薬に限る。
酵 母
 この世で最高の栄養食と言えば、それは間違いなく酵母となる。酵母に本格的に照明を与えるなら、倉庫一杯分の物語になるだろう。大型の微生物。栄養成分は300種頗を超す。

 ビタミンの宝庫。じつに十数種類を含有する。エネルギー燃焼に不可欠なB群が並外れて多い。
 おびただしい種類の酵素を含む。人体は3千種類の酵素の作用で動いている。最も多くの酵素を消費する器官は肝臓。酵母は肝臓にめっぽう効く。深酒しても悪酔いしないのがその証(あかし)。酵母はこの上ない酵素食で強肝食。肝臓のパワーなのだ。アレルギー体質に効くのも同じ理屈による。
 毎日、大サジ一杯を湯に溶いて飲む。即効で脳の栄養にもなる。ボケない。成績を上げたい生徒にもいい。慢性の病で体力が衰え、クスリがないという人も試してみる価値がある。
 全体の55%がタンパク質。必須アミノ酸すべてを含むから、食事で摂取したすべてのアミノ酸を生かし、最大限のタンパク合成を約束する。常食すれば糖尿の血糖値も改善する。
 稀有(けう)の食品として光彩を放つもう一つの理由は、豊富な核酸。
細胞形成に絶対不可欠な物質。酵母の栄養は、生命の根幹をもおさえている。タンパク配糖体がガンをおさえ、免疫力を賦活することが発見されて久しい。
 豊富な酵素群が消化酵素に力を与えるから、食事がおいしくなる。
白内障の進行を止め、結核の治療に役立つのも、豊富な栄養効果による。
虎耳草(ユキノシタ)

結石による七転八倒の激痛は、体験した者でなければ分からない。尿結石もあれば腎臓結石も有名だ。ユキノシタが特効薬。庭の日蔭に生えている。
てんぷら、おひたし、サラダ。何でもいいから、たまに食べると予防になる。結石がすでにあっても、多食連用によって流す。美味
な薬草なのでなじみやすい。

 中国人の目には、ユキノシタは虎の耳に見えた。それで虎耳草(こじそう)。そんなせいか、耳のトラブルにも効く。生の葉をしぼり、耳の穴に数滴たらす。中耳炎、外耳炎にいい。耳鳴りも生薬を食う。煎じてもいい。めまい、たちくらみも治る。硝酸カリウムを含む珍しい薬草。葉が腎臓の形をしていて利尿作用もある。常食でむくみが去るのはそのせい。
 夜、寝つけないときは、生薬3枚の絞り汁を飲む。脳神経が安定し、ほどなく眠くなる。ヒステリー、てんかんにも著効。この場合は生薬の塩もみ汁を口に含ませる。子供のカンの虫、ヒキツケにも絞り汁が有効。
 ニキビ、はれもの、やけど、しもやけ、痔には葉をもんで貼る。
繁殖力が強く、鑑賞用としてもかわいい。総合病院なみの薬効があるから、育てておくと必ず役に立つ。
 胡麻(ゴマ)   

 仙人食の最高峰と言えば、それは間違いなくゴマだ。例えばゴマ油。患部に真一文字に突き進み、病巣を直撃する凄(すご)みがある。盃一杯を一日三回で、気管支炎、胃潰瘍、オウム病がみごとに消えるの魚貝による食中毒が盃一杯で解消するのも奇効の一つ。
 だが、ゴマ油をストレートで飲むのは、あくまで非常手段。ゴマそのものの多食が理想。極めつけの薬効食だ。みっちりと詰まった最上質の脂肪が血管壁にへばりついた悪質脂肪を除(と)って、弾力を再生する。並外れて多いカルシウムが骨粗鬆症を治め、脳神経の高ぶりを鏡静する。非行、かんしゃく癖、ヒステリーと縁が切れる。いくら食べてもいい。
 なぜ仙人食かは、不毛回春の効による。何よりも肝機能が蘇生する。視力が確実にアップし、老化性の抜け毛が止まる。白髪が黒髪に変わり、肝炎、胆嚢炎も改善する。ついでに胆石も溶ける。独特稀有(けう)の成分であるセレン、メチオニン、ビタミンFが肝機能蘇生の触媒になって若さをかき立てる結果だ。老化病である前立腺の肥大、糖尿性のインポにもにも効く。
頭も冴える。肉食よりも精がつき、毎夜でもドンとこいとなる。疲れない。

 痔のしぶとい出血さえも止めるゴマ油の消炎止血作用は強烈だが、ただれ、はれものを治す威力は胃腸の深部にまで及ぶ。胃炎、胃潰瘍の再発止めにもいい。ゴマを常食している人からガンが消滅する例が相次ぎ、ガン学会の視線も熱い。豊富で吸収実効が高い鉄分も見逃せない。漢方古典に「骨の髄を埋める」とあるとおり、造血・増血作用の価値も高い。
 奈良・平安期の仏教が獣魚肉をタブーにし、一般僧はこれでは身がもたないとゴマ料理を発達させた。並外れた滋養が彼らを護(まも)り、仏様よりありがたい存在になった。若さと健康を願うなら、常食したい。
胡麻ハニー

ゴマは、東アジアが世界に誇る仙人食の最高峰。みっちりと詰まった最上質の脂肪が血管壁にへばりついた悪質脂肪を除(と)って、弾力を再生する。並外れて多いカルシウムが骨粗鬆症を治め、脳神経の高ぶりを鎮静する。非行、ヒステリーと縁が切れる。いくら食べてもいい。
なぜ仙人食かは、不老回春の効による。何よりも肝機能が蘇生する。視力が確実にアップし、肝炎、胆嚢炎も改善する。ついでに胆石も溶ける。独特稀有(けう)の成分であるセレン、メチオニン、ビタミンE・Fが若さをかき立てる結果だ。老化病である前立腺の肥大、糖尿性のインポにもにも効く。頭も冴える。少々では疲れを感じなくなる。

問題は、ゴマをいかにして常食多食するかだ。ゴマあえのおひたしをたまに食べる程度では、病魔との大一番には勝てない。
 だが、ゴマの磁養をさらにパワーアップした薬食が、漢方の古典にある。
ゴマをハチミツで練った丸薬「静神丸」だ。平たく言えばゴマハニー。練りゴマ7にハチミツ3の割合でペースト状に練る。蜂蜜の薬効が加わり、現世最高の仙人食ができる。ゴマと蜂蜜の深遠な旨みの合体だから、いくら食べても飽きがこない。パンに塗って食べてもいい。
 一日大サジ一杯以上を毎日食べる。まず、風邪をひかなくなる。顔や肌が目に見えて若返る。老化性の抜け毛が3ヵ月で止まる。熟年の白髪も3ヵ月で黒変し始め、一年で黒髪に変わる。強精食としても最高。市販の強精剤は一夜の房事で疲労感が残るが、セックスを連日実施しても脱力感や疲労感がない。

 痩せたい人は、食前に食べるといい。バカ食いが止まる。豊富なリノール酸とレシチンが蓄積脂肪を分解する。太りたい人は食後に食べればいい。ただれ、腫れものを治す威力は胃腸の深部にまで及ぶ。胃炎、胃潰瘍が再発しない。
 但し、蜂蜜は信頼できる純粋ものを使う。まがいものは糖尿に直結する。
コンフリー

 コンフリーとは、フランス語で「病気知らず」の意。大地のミルクとも言われ、ビタミン・ミネラル類の含有は牛乳の上をいく。西欧では古くから薬草の女王の座にあった。
 強肝、強精、インポ、増血、血圧安定、神経痛、糖尿病など、効力を数えればきりがない。日の疲れ、荒淫、二日酔い、胃弱にも有効で、万能に近い薬効を秘めている。

 昭和40年頃、都市近郊の畑に青々と繁っていた。新しモノ好きの日本人にはすっかり忘れられたが、滋養と薬効は本物だ。その道の有識者はたいてい自家栽培して食べている。
 原産地のイラン、コーカサスを中心に、海外でのコンフリー信仰は根強い。米国人は「奇跡の野菜」と呼ぶ。

 イランのホメイニ師も熱心な愛好家だった。亡命先のパリでも食べ続け、老衰で天寿を終えるまで元気だった。
 ガン予防のゲルマニウム、インポ治療剤のE、B12がとくに濃い。
B12は野菜にほとんど含まれぬ物質で、悪性貧血を治す。青汁の材料としては、滋養バランスの点でケールを凌ぐ。

 生育力が旺盛で大きく育ち、しかも柔らかい。ゆでサラダに人気がある。天ぷらのおいしさは、一度口にすれば病みつきになるはど。生ジュース、おひたし、混ぜごはんにすると食べやすく、自然に健康になる。
 庭先に一株植えればみるみる繁殖し、霜を防げば一年中食える。
コンブ

 日本人の食卓に欠かせぬ長寿食と言えば、それはまぎれもなくコンブだ。高血圧や動脈硬化で神経を使う人は、コンブに頼ったその日のうちに、おびえから解放されると思っていい。血管をしなやかに若返らせ、高い血圧をじわじわと下げる。

 舌がもつれる、めまいがする、後ろ頭がしびれる、手がふるえる・・。こんな自覚症状は脳卒中の前ぶれ。応急処置としてコンブが手っとり早い。脳溢血、クモ膜下出血、脳軟化、いずれにも効く。カルシウムが抜群に多いから、アルカリ度が並外れて高い。血液をサラサラにする。
 カルシウムの不足は万病に直結する。肩がこる、血圧が上がる、アレルギーが出る、血栓ができる、膝が弱る、イライラする、風邪をひきやすい、寝つきが悪い、疲れやすい、記憶が弱る、粗暴になり登校拒否・・。コンブで救われる。コンプのカルシウムは吸収がいい。

 日本で最も長寿で病人が少ないのは沖縄。琉球王朝の昔からコンブを珍重・多食した。
 独特のヌメリは硫酸多糖という成分。コレステロール値を下げ、しなやかで強い血管を造る。高タンパクで低カロリーだから、肥満対策にもいい。豊富なヨードが甲状腺ホルモンの原料になって新陳代謝をよくし、老化を防ぐ。続ければ、黒髪に磨きがかかる。